Gemini 3 Pro は各バージョンで何が違う?実際のモデル一覧で比較
2026-09-21 の公開モデル一覧を使い、Gemini 3 Pro、Customtools、Image などの ID、context、モダリティ、推論、料金を比較します。
Gemini 3 Pro は各バージョンで何が違う?実際のモデル一覧で context・モダリティ・推論・料金を比較
確認日:2026-09-21。本稿のモデル項目と料金は、同日に取得した
https://bazaarlink.ai/api/v1/modelsの公開レスポンスを換算したものです。料金は変わるため、必ず公式および当サイトの最新のお知らせを確認してください。
「gemini 3 pro」や「gemini3 pro」で検索すると、製品名、公式ドキュメントのモデル ID、公開モデル一覧で現在選べる ID が混ざりやすくなります。ここでは名称をいったん分け、当日のモデル一覧に実際に掲載されている Gemini 系列を、context length、modality、reasoning、トークン料金で比べます。
まず結論:Gemini 3 Pro という呼び方を分けて考える
2026-09-21 時点の公式 Gemini 3 開発者ガイドでは、Pro の中心的なモデル ID は gemini-3.1-pro-preview です。公式の変更履歴によると、旧 Gemini 3 Pro Preview は 2026-03-09 に終了し、gemini-3.1-pro-preview を指すようになりました。したがって、記事や設定に「Gemini 3 Pro」とだけ書かず、実際の ID を確認するのが安全です。
この日に BazaarLink の公開モデル API を確認したところ、完全一致する名称の Pro テキストモデルは返りませんでした。一方で、gemini-3.1-pro-preview、gemini-3.1-pro-preview-customtools、gemini-3-pro-image は掲載されています。名前は似ていますが、入出力のモダリティと想定する使い方は同じではありません。
2026-09-21 の公開一覧にある Gemini モデル
以下は公開 API のレスポンスをそのまま整理した表です。prompt と completion の元データは 1 トークンあたりの米ドル値なので、ここでは 1,000,000 倍して「100 万トークンあたりの米ドル」にしています。reasoning は API が返した項目の要約です。「未提供」は値が null だったという意味で、対応の有無を推測していません。
| 実際のモデル ID | context length | modality | reasoning の項目 | prompt / completion(USD/100 万 tokens) |
|---|---|---|---|---|
gemini-3.1-flash-lite-preview | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | default;effort=minimal;supports=high/medium/low/minimal | 0.25 / 1.50 |
gemini-2.5-flash-lite | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | optional | 0.10 / 0.40 |
gemini-3.1-pro-preview | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | mandatory | 2.00 / 12.00 |
gemini-2.5-flash-image | 32,768 | text+image→text+image | 未提供 | 0.30 / 2.50 |
gemini-2.5-pro | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | mandatory | 1.25 / 10.00 |
gemini-3.1-pro-preview-customtools | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | mandatory | 2.00 / 12.00 |
gemini-3.6-flash | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | mandatory | 1.50 / 7.50 |
gemini-3.1-flash-image-preview | 65,536 | text+image→text+image | default;effort=minimal;supports=high/minimal | 0.50 / 3.00 |
gemini-3.5-flash-lite | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | mandatory | 0.30 / 2.50 |
gemini-3-flash-preview | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | effort=medium;supports=high/medium/low/minimal | 0.50 / 3.00 |
gemini-2.5-pro-preview | 1,048,576 | text+image+file+audio→text | mandatory | 1.25 / 10.00 |
gemini-3.1-flash-image | 131,072 | text+image→text+image | default;effort=minimal;supports=high/minimal | 0.50 / 3.00 |
gemini-3-pro-image | 131,072 | text+image→text+image | mandatory | 2.00 / 12.00 |
gemini-3.5-flash | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | mandatory | 1.50 / 9.00 |
gemini-3.7-flash | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | mandatory | 0.75 / 3.75 |
gemini-2.5-flash | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | optional | 0.30 / 2.50 |
gemini-3.8-flash | 1,048,576 | text+image+file+audio+video→text | mandatory | 0.75 / 3.75 |
gemini-2.5-pro-preview-05-06 | 1,048,576 | text→text | mandatory | 1.25 / 10.00 |
この表は当日のスナップショットであり、永続的な提供保証ではありません。Preview、別名、終了モデル、新しいバージョンは変わる可能性があるため、実際に呼び出す前にモデル一覧を再取得してください。
Pro・Customtools・Image はどう違うのか
gemini-3.1-pro-preview は、検索で「Gemini 3 Pro」と呼ばれるものに最も近い、テキスト出力の Pro 系モデルです。context は 1M で、入力はテキスト、画像、ファイル、音声、動画に対応し、出力はテキストです。公開一覧の reasoning では mandatory=true になっているため、通常の Flash モデルと同じ前提で比べるべきではありません。
gemini-3.1-pro-preview-customtools は、今回の一覧では context、modality、reasoning、トークン料金が同じでした。ただし、ID が示すようにカスタムツールを扱う用途のエンドポイントです。ツール呼び出しが必要なら、実際の API インターフェースとドキュメントで動作を確認し、同じ料金だから全ての挙動が同じだとは決めつけないでください。
gemini-3-pro-image は画像出力の系統です。公開一覧は text+image→text+image と記載し、context は 131,072 です。completion は $12/100 万 tokens ですが、テキスト出力と画像出力は同じ意味ではありません。公式料金ページでも、画像出力はテキスト・思考出力とは別に、画像単位の相当額が案内されています。
長文・視覚・推論・料金のどれを優先するか
長い文書やコードベースを扱うなら、まず 1M の context と入力形式が本当に必要かを確認し、その後に出力料金を見ます。context length は一度の入力上限であり、毎回そこまで使うという意味でも、月間の利用枠という意味でもありません。
画像を生成・編集するなら、まず text+image の出力モダリティを確認してください。gemini-3-pro-image とテキスト出力の Pro モデルを、「どちらが賢いか」だけで一つの表に並べると比較軸を間違えます。画像サイズ、画像単位の料金、エンドポイント固有のルールも確認が必要です。公開一覧にないルールは、ここでは推測していません。
推論の深さを調整したい場合は、reasoning の default_effort、supported_efforts、mandatory を見ます。今回の公開一覧には品質、レイテンシ、実測精度のデータはないため、これらは未検証です。価格やバージョン番号から順位を作ることもできません。
当日の項目を確認するなら BazaarLink の AI モデル一覧 を開き、連携方法は API ドキュメント と照合してください。SDK の例が必要な場合は SDK ドキュメント を使えます。
料金の読み方:モデル名だけで判断しない
gemini-3.1-pro-preview の公開一覧の数字を例にすると、prompt 100 万 tokens は $2、completion 100 万 tokens は $12 です。月間 200 万 prompt と 50 万 completion なら、単純な token 計算は 2 × 2 + 0.5 × 12 = $10 です。この例ではキャッシュ、ツール、画像単位の料金など、一覧の prompt/completion 以外の項目を勝手に加えていません。実際の請求は、その日の価格と最新のお知らせを基準にしてください。
「Pro」という文字があっても、gemini-2.5-pro、gemini-2.5-pro-preview、gemini-2.5-pro-preview-05-06 は同じ ID ではありません。今回の一覧では入力/出力料金が同じでしたが、modality や ID は同一ではありません。モデル選びでは、実際の ID、入力形式、出力形式、reasoning の項目を一緒に記録すると、後からの料金・バージョン確認が容易になります。
利用前のチェックリストと次の一歩
- 公開モデル一覧をもう一度 GET し、使う ID が現在も掲載されているか確認する。
- 入力がテキスト、画像、ファイル、音声、動画のどれかを整理し、
architecture.modalityと照合する。 - context 上限、reasoning の設定、出力形式を確認し、検索結果の製品名だけを設定にコピーしない。
- prompt と completion を分けて月額を見積もり、見積もり日を記録する。
- 実運用前に公式のモデル・料金ページを再確認する。本稿の料金は 2026-09-21 の公開価格換算であり、更新後は公式および当サイトの最新情報を優先する。
使いたい ID が決まっているなら、まず モデル一覧 で項目を確認し、開発ドキュメント に進んでください。本稿はモデル選択と料金見積もりまでを扱ったもので、未検証の品質や性能を保証するものではありません。
確認した情報源
- 公開モデル API:https://bazaarlink.ai/api/v1/models
- モデル一覧:https://bazaarlink.ai/ja/models
- 公式 Gemini 3 開発者ガイド:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/gemini-3
- 公式 Gemini API 料金:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/pricing
- 公式 Gemini API 変更履歴:https://ai.google.dev/gemini-api/docs/changelog
FAQ
2026 年 9 月の Gemini 3 Pro は、どのモデル ID を使えばよいですか?
確認日の公式ガイドと BazaarLink 公開一覧では、テキスト/マルチモーダルの Pro 系は gemini-3.1-pro-preview です。一覧には gemini-3.1-pro-preview-customtools と画像出力の gemini-3-pro-image もあります。実際に呼び出す前に公開モデル一覧を再取得してください。
旧 Gemini 3 Pro Preview と gemini-3.1-pro-preview は同じモデルですか?
公式の変更履歴では、旧 Gemini 3 Pro Preview は終了し、現在の中心的なモデル ID は gemini-3.1-pro-preview になっています。古い名称だけで現在の利用可否を判断しないでください。
Gemini 3 Pro Image と Gemini 3.1 Pro Preview はどう違いますか?
今回の公開一覧では、gemini-3.1-pro-preview は text+image+file+audio+video→text、gemini-3-pro-image は text+image→text+image です。context length も異なるため、画像出力の料金ルールは公式の料金ページで別に確認します。
表の prompt と completion の料金はどう換算していますか?
公開 API の pricing.prompt と pricing.completion は 1 token あたりの米ドル値です。本稿ではそれぞれを 1,000,000 倍し、USD/100 万 tokens として表示しています。料金は 2026-09-21 の公開価格を基準にしており、以後は最新のお知らせを優先します。
context length が 1M なら、毎月 1M tokens 使えるという意味ですか?
いいえ。context length は一つのリクエストに入れられるコンテキストの上限であり、月間の利用枠ではありません。毎回その上限まで使うという意味でもありません。