Claude Code 2.1.289 の変更点:27件、権限ルール修正と mods の安定性
Claude Code 2.1.289 公式 changelog を影響別に整理。agent.spawn の追加、権限ルールの修正5件、mods とプラグインの安定性修正。
Claude Code 2.1.289 の公式 changelogには27件の変更が載っています。目玉機能はなく、内容は大きく3つです。mods とプラグインの安定性修正、権限ルールの抜け穴の修正、そしてチームメイト向けの新しい agent.spawn です。この記事では公式の一覧を影響別に整理し、誰が先に更新すべきかをまとめます。changelog にはこのバージョンのリリース日は記載されていません。
結論
- mods やプラグインを使っている人: ペインの表示エラーでセッション全体が終了する問題が多数修正されています。更新をおすすめします。
- managed settings や deny/ask ルールで制限している人: ルールが回避された、または効かなかったケースが5件修正されています。最優先で更新してください。
- マルチエージェント構成を作っている人:
agent.spawnと、エージェントのアイドル/待機状態が追加されました。
バージョンはシェルで claude --version を実行して確認できます。mods には v2.1.287 以降が必要です。背景は以前の mods の記事を参照してください。
1. 権限・セキュリティルール(5件)
- 複合シェルコマンドの入れ子部分に対する deny/ask ルールが、管理対象マシンでユーザーがインストールした mod の承認に負けて効かない問題。
- シンボリックリンク経由で IDE 上で @ 指定・変更・選択されたファイルに
Readの deny ルールが適用されない問題。 - ユーザーがインストールしたプラグインが、組織管理の MCP サーバーのサインインツールの説明を書き換えられる問題。
- 値が展開される環境変数のプレフィックスの後ろにあるコマンドを、Bash の deny/ask ルールが見逃す問題。
- サンドボックスの自動許可下で、コマンドの前に単独の変数代入があると Bash の deny/ask ルールがスキップされる問題。
共通点は、ルールは書かれていたのに、特定の書き方やパスでは止められなかったことです。deny ルールで読み取りやコマンドを制限しているチームは、更新したうえでルールを見直してください。
2. 新機能: agent.spawn とエージェントの状態
changelog によると、チームメイト向けに agent.spawn が追加され、プラグインのフックイベント全体で1つのエージェント ID が使われるようになり、$.agent.list() にアイドルと待機の状態が加わりました。今回の唯一の新機能です。changelog にこれ以上の詳細はないため、使い方は mods ドキュメントとリファレンスで確認してください。
3. mods とプラグインの安定性(最も多い)
1つの mod やプラグインが壊れてもセッション全体が落ちないようにする修正が中心です。
- アップグレード後の最初のセッションでインストール済みの mod が読み込まれない問題。
- プラグインの画面ハンドラーが非同期に例外を投げると、監視付き・バックグラウンドのセッションが終了する問題。
- 高さのないプラグイン領域が成長し続けると、セッションがインターフェースエラーで終了する問題。
- mod の
ui.renderフックが書いた値で行が例外を投げ、「unrecoverable interface error」で終了する問題。 - 端末が知らない罫線スタイルの Box をプラグインが描くと、起動時にフリーズまたは強制終了する問題。
- 描画中に失敗した mod の
Clientが周囲の描画まで巻き込む問題。端末が描画中に例外を投げた後、Client 領域がセッション中ずっと失敗のままになる問題。 - mod の band の描画に失敗すると、下のカードが一瞬よける問題。
- 表示の修正: 右寄せの内容が閉じるマークの下に描かれる、リンクが localhost・パス中の
@・大文字のホスト・file:パスのときプラグインのペインが何も描かない、タブ・孤立したエスケープ・C1 制御文字を含むテキストが下の行に重なる、Background tasks ダイアログを開いている間プラグインの行が古い内容を表示する、など。 - 改善: プラグインのコードペインで大きなファイルが速く開く。band や pane の描画に失敗したとき mod 作者に表示される行が分かりやすくなる。メッセージのないプラグインコンポーネントの失敗が
Errorや空白だけにならない。
4. プラグインのコマンドと検証(3件)
- ローカルフォルダのマーケットプレイスからインストールしたプラグインについて、
plugin list・plugin eval・plugin updateが古いコピーを表示する問題を修正。 - フォルダにマーケットプレイスのマニフェストもある場合に
claude plugin validateがプラグインをスキップする問題を修正。 claude plugin validateが Anthropic マーケットプレイス自身のプラグインを失敗扱いにし、問題のないplugin.jsonをエラーとして列挙する問題を修正。
5. ターミナルほか(3件)
- 閉じられていない
<script>タグが多い、または${が深くネストした短いコードブロックでターミナルがフリーズする問題を修正。 - 公開された artifact ページが同様のコードブロックで読者のブラウザタブをフリーズさせたりクラッシュさせたりする問題を修正。
- [VS Code] サインアウトが増える可能性があった 2.1.288 の
claude auth statusの変更を元に戻した。
一般ユーザーにとっての意味
mod を入れずにコードを書くためだけに Claude Code を使っている場合、多くの修正は無関係ですが、権限ルールの5件とターミナルのフリーズ修正は更新する価値があります。mod を入れたり書いたりしている場合は、更新後に /plugin を開いて mod が読み込まれているか確認してください。
よくある質問
Claude Code 2.1.289 では何が変わりましたか?
公式 changelog に27件。agent.spawn とエージェントのアイドル/待機状態の追加、権限ルールが回避された、または効かなかったケースの修正5件、そして mods とプラグインの安定性修正が中心です。
2.1.289 に新機能はありますか?
1つだけです。チームメイト向けの agent.spawn で、プラグインのフックイベント全体で同じエージェント ID を使い、$.agent.list() にアイドルと待機の状態が加わりました。
セキュリティ関連の修正はありますか?
あります。入れ子のシェルコマンドの deny/ask ルール、シンボリックリンク経由のファイルへの Read deny ルール、組織管理の MCP サーバーの説明の書き換え、環境変数プレフィックスまわりの Bash ルールの抜けなど、5件です。
自分のバージョンはどう確認しますか?
シェルで claude --version を実行します。