Claude Code に mods が登場:TypeScript で動作と UI をカスタマイズ
Claude Code に数行の TypeScript で動作や UI を変える mods が追加。公式発表の内容、導入と作成方法、インストール前のセキュリティ確認をまとめました。
2026年10月1日、Anthropic は @ClaudeDevs の投稿 で、Claude Code に「mods」を追加できるようになったと発表しました。数行の TypeScript で動作を変え、UI をカスタマイズし、独自機能を差し込めます。Claude に書かせることもできます。mod はプラグインとして配布され、CLI またはデスクトップアプリで /plugin からインストールします。この記事では、公式が公開した内容、導入と作成の方法、インストール前に確認すべきセキュリティ上の注意点をまとめます。
公式のデモ動画
発表の投稿には約71秒のデモ動画が付いています。X で見る。
mod とは
公式ドキュメントによると、mod は Claude Code の見た目と動作を変えるプラグインで、JavaScript または TypeScript のイベントハンドラーで構成されます。ツール呼び出し、プロンプトの送信、画面の一部の描画といったイベントが起きると Claude Code がハンドラーを呼び出し、ハンドラーはイベントを監視、書き換え、または引き継げます。
ドキュメントに載っている主な機能:
- モデルに届く前にプロンプトを書き換える
- ツール呼び出しをブロック、書き換え、再試行する
- 権限リクエストを承認または拒否する
- ツール出力からシークレットを伏せる
- 操作できる UI を描く(トランスクリプトの横のペイン、プロンプト上のバンド。タブ、ボタン、入力欄つき)
- Claude Code 自身が描く部分(ツール呼び出しの行、スピナー、質問ダイアログなど)を描き直す
- Claude のターンを介さずに関数を実行する
/commandを追加する
複数の mod は積み重ねられ、読み込み順にイベントを処理します。
組み込み機能も mod に
Anthropic のブログによると、組み込みの /diff はすでに mod になっており、/plugin で無効にしたり自作のものに置き換えたりできます。今後さらに多くの組み込み機能が mod に移される予定です。
インストール
mod には Claude Code v2.1.287 以降が必要で、デフォルトで有効、CLI とデスクトップアプリの Code タブで使えます。インストール方法は通常のプラグインと同じです。
# Claude Code のセッション内で
/plugin install token-chart@your-org
# またはシェルで
claude plugin install token-chart@your-org
セッションを開いたままシェルでインストールした場合は、/reload-plugins を実行して読み込みます。token-chart@your-org はドキュメントの例の名前で、実在するパッケージではありません。
作り方
- Claude に頼む: Claude Code のセッションで欲しい機能を説明すると、組み込みの
plugin-authoringskill を使って Claude が mod を書きます。 - 自分で書く: 最小の mod は
.claude-plugin/plugin.json、hooks/hooks.json、hooks/register.jsの3ファイルです。
公式の例は、ツール呼び出しの回数を数えてスピナーの横(Thinking · tool calls: 3…)に表示するもので、フックは2つだけです。
let calls = 0
export function register(on) {
on('tool.call', async ($, e, next) => {
calls += 1
$.ui.invalidate('ui.render')
return next(e)
})
on('ui.render', { component: 'Spinner' }, async ($, e, next) => {
return next({ ...e, props: { ...e.props, suffix: ' · tool calls: ' + calls + '…' } })
})
}
セキュリティ: インストール前に必ず確認
公式は明確に警告しています。mod は Claude Code と同じ権限でマシン上で動作し、サンドボックスはありません。読み込まれると次のことができます。
- アカウントがアクセスできるすべてのファイルの読み書き、プログラムの起動、ネットワーク通信
- 環境変数や設定ファイル内の API キーなどのシークレットの読み取り
- 送信したすべてのプロンプトと Claude のすべてのツール呼び出しの閲覧
- プロンプトやツール呼び出しの書き換え、確認される前のツール呼び出しの承認
- あなたのプランや API キーでのモデル呼び出し
信頼できる作者とマーケットプレイスからのみインストールしてください。インストール前にプラグインのディレクトリで claude plugin validate を実行すると、hooks: と calls: の行に、処理するイベントと Claude Code に求める操作が表示されます。すべて無効にするには --safe-mode で起動するか、~/.claude/settings.json に "disableAllHooks": true を設定します。
Team / Enterprise プランには、最初に読み込まれ、ユーザーがインストールした mod が権限の deny ルールの上書きなど危険な動作をするのを防ぐ、組み込みの sec-default mod もあります。
よくある質問
Claude Code の mods とは?
JavaScript または TypeScript のイベントハンドラーで Claude Code の動作と UI を変えるプラグインです。プロンプトの書き換え、ツール呼び出しの傍受、ペインやボタンの追加ができます。
mod はどうインストールしますか?
セッション内で /plugin install 名前@marketplace、またはシェルで claude plugin install 名前@marketplace を実行します。Claude Code v2.1.287 以降が必要です。
mod は安全ですか?
サンドボックスはなく、Claude Code と同じ権限で動くため、シークレットの読み取りやツール呼び出しの自動承認が可能です。信頼できる提供元からのみ入れ、事前に claude plugin validate で動作を確認してください。