Claude Code・Codexの使用量と費用を確認:オープンソースSyrtis紹介
Syrtisは、Claude CodeやCodexなど25以上のツールのローカル記録からトークン・費用・上限を表示する無料のmacOSメニューバーアプリ。機能、導入方法、注意点を解説。
データ確認日:2026年9月29日。本記事はSyrtisのGitHubプロジェクト(READMEとv2.2.0のリリースノート)をもとにまとめています。当社は実際にインストールして使ってはいないため、「プロジェクトによると」とある内容はすべて作者自身の説明です。
Claude Code、Codex、CursorなどのAIコーディングツールを使っていると、「今日は何トークン使い、いくらかかり、サブスクの上限はあとどれくらいか」が気になります。Syrtisは、この疑問に答える無料のオープンソースのmacOSメニューバーアプリです。
結論
- 何をするか: AIツールがすでにPCに書き出しているセッションログを読み、メニューバーに今日のトークン数、総費用、毎分のトークン速度、またはサブスクの残り上限を表示します。
- 対応範囲: プロジェクトによると25以上のツールに対応し、Claude Code、Codex、Cursor、OpenCode、Gemini CLI、Copilot、Kiro、Antigravityなどが含まれます。
- プライバシー: READMEによれば、すべてローカルで動作し、Dockアイコンなし、テレメトリなし、アカウント登録なし、クラウド同期なしです。ただし上限カードはサブスクのアカウントへのログイン(OAuth)が必要なので、導入前にご自身で判断してください。
- ライセンス: MITライセンスで、自由に使用・改変できます。確認日時点でGitHubのスターは381、2026年6月に作成され、最新版v2.2.0は9月28日に公開されており、活発に更新されています。
- 動作環境: Apple SiliconのMac、macOS 14以上(Liquid Glassの見た目にはmacOS 26が必要)。Windows版のSyrtis-Windowsもあり、同じくMITで、同じRustコアを使っています。

図:SyrtisのREADMEのメイン画像(出典:Nanako0129/syrtis、MITライセンス)。画面は作者自身の使用量であり、一般的なユーザーの数値ではありません。
何が見えるか
プロジェクトの説明では、メニューバーのタイトルに今日のトークン数、総費用、リアルタイムの毎分トークン、または残りのサブスク上限を表示でき、スタイルはシグナルバー、進捗リング、上限が減ると溶けるアイスなどから選べます。メニューバーの猫アイコンは、トークンを使うほど速く回ります。
アイコンをクリックするとパネルが開き、上部のタブで対象のツールを絞り込み、下で8つの視点(概要、上限、モデル、月別、日別、時間別、統計、エージェント)を切り替えられます。1年分の活動を表す3Dグラフもあります。上限カードには、ペース予測(上限がいつ尽きそうか)、ライブのセッショントレース、連続利用日数が付いています。

図:Syrtisの「Models」ビュー。費用順にモデルを表示(出典:Nanako0129/syrtis、MITライセンス。画面は作者自身の使用量)。
導入方法
READMEの方法:
brew install --cask nanako0129/tap/syrtis
GitHub ReleasesからDMGをダウンロードして「アプリケーション」にドラッグすることもできます。アプリにはSparkleによる自動更新があり、ベータ版は設定で手動で有効にします。
v2.2.0の新機能(9月28日)
リリースノートによると:
- リリースがDeveloper IDで署名され、Appleの公証を受けたため、ダウンロード後にGatekeeperの警告が出なくなりました。
- 各リリースにインストール用のDMGが付きます。
- 新しいアニメーションのメニューバーアイコン「Sand shoal」が追加され、アニメの速度カーブも新しくなり、設定でペースを選べます。
- 概要ページに初回セットアップカードが追加され、表示するツール、アイコンと文字、ログイン時の起動などを設定できます。
- 上限の読み取り値がないとき、ゲージが満タンに見える問題を修正し、古い読み取り値のタイトルはグレーになります。
使う前の注意
以下は当社からの注意で、プロジェクトの主張ではありません。
- 費用は推定値です。 ローカルの記録と内蔵の価格表から計算しており、実際の請求とは一致しないことがあります。APIキーの従量課金を使っている場合、実際の請求はサービス提供元の使用量ページで確認してください。BazaarLinkをご利用なら使用量ダッシュボードをご覧ください。
- 上限カードにはログインが必要です。 READMEによれば、リアルタイムの上限にはOAuthまたはサブスクのアカウントが必要です。許可するかどうかは、ソースコードと説明を確認してから決めてください。
- セッションログを読み取ります。 ログにはコードやプロンプトが含まれることがあります。ローカルだけで処理するのがプロジェクトの設計ですが、ソースコードを自分で確認することもできます。
- 当社は実機で検証していません。 上記の機能や新機能はプロジェクトのドキュメントに基づいており、実際の使い心地はご自身でインストールして確かめてください。
料金の仕組みを先に知りたい方は、Claude Codeの従量課金やCodexの使用量確認もご覧ください。
こんな人におすすめ
- 複数のAIコーディングツールを毎日たくさん使い、トークンと上限の消費をひと目で見たい人。
- 5時間ごとや週ごとの上限があるサブスクを使い、上限がいつ尽きるか予測したい人。
- オープンソースが好きで、コードを自分で確認したい人。
よくある質問
Syrtisは有料ですか?
MITライセンスの無料オープンソースソフトウェアです。作者はREADMEでPatreonによる任意の支援を案内しています。
Windowsに対応していますか?
本体はmacOSアプリです。同名のWindows版Syrtis-Windows(トレイアプリ)が別にあり、同じくMITライセンスで、同じRustコアを使っています。
データはクラウドに送られますか?
READMEによれば、テレメトリ、アカウント、クラウド同期はなく、すべてローカルです。上限カードは各サービスにサブスクの上限を問い合わせるため、OAuthログインが必要です。
以前の名前は?
READMEによると、2.0より前のmacOS版はTokenBarという名前で、アップグレードしても設定、履歴、ログイン時起動の項目は引き継がれます。
出典とライセンス
- プロジェクト:Nanako0129/syrtis(MIT License、Copyright (c) 2026 Nanako)、v2.2.0リリースノート、プロジェクトサイト
- Windows版:Nanako0129/Syrtis-Windows
- 記事中の画像はプロジェクトのREADMEから、MITライセンスに従い出典を明記して転載しています。画像に写るサードパーティのツール名やロゴは、それぞれの所有者に帰属します。